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農業ドローンのメリットは?農業ドローンは、これまでの散布方法と比べて比較的コンパクトで騒音が少ないことにメリットがあります。 中山間地・木が飛び出している・周囲に建物がある圃場などで農業ドローンの活躍が期待されています。 農業ドローンは1 フライト約1〜1.5ha の散布が可能で、地上散布に比べて効率よく散布作業を⾏うことができます。 農業ドローンは、現場での持ち運びや運搬性を考えコンパクトな設計になっており、動⼒にリチウムポリマーバッテリーを使用している為、エンジン機に比べて静かです。 運用においても、一般的に散布時期が重なることが多い事から、散布請負業者に依頼した際も、順番待ちの発生、天候により散布時期が遅れてしまったというような事象があり、個人でも機体を購入し、比較的手軽に散布が出来る機体となっています。 *現在の運用ルールでは、散布するにあたって ①機体登録 ②操縦ライセンス ③飛⾏許可 以上の3つが必要です。
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どのくらい⾶⾏できますか?(時間と距離)飛⾏時間については薬剤搭載量や現場の状況(風速や天候・気温)にもよりますが、おおよそ約10 分になります。 距離については障害物がない事を前提に最大1,000m以上飛⾏可能です。上昇も同様ですが、あくまでも航空法の規制された高さ範囲内での運航となります。(高度150m 未満) なお、農業ドローンについては離陸地点より最大100m が高度制限として設定されております。
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1フライトでどのくらい作業できますか?⽔稲を中⼼とした高濃度⼩⽔量散布では1ha=8 ㍑を8~10 分程度で散布します。圃場形状や仕様薬剤⽔量にもよりますが、飛⾏時間内で薬剤を撒ききることが可能です。 *圃場の形状やその他要因などにより、散布面積はこの限りではありません。
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バッテリーの運用方法について教えてください専用LiPo バッテリーです。(LiPo=リチウムポリマー) MG-1 の場合、12,000mA×1 本 T20 の場合、16000mA×1 本 を使用します。 通常、予備バッテリーを含めて4〜5 本程度購入されるお客様が多いです。
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充電時間はどれくらいかかりますか?専用充電器を使用して低速充電で約50 分、高速充電で約40 分かかります。専用充電器は、2本同時に充電することが可能です。 家庭用100V 電源から充電が可能です。 *参考 発電機を用意頂くことで、圃場現地での充電も可能となります。
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免許(ライセンス)は必要ですか?必要です。DJI 農業ドローンの運用ルールでは、指定された教習所にて学科と実技の教習を⾏い、操縦ライセンスを取得することとなっています。 教習料⾦は、各教習施設にお問合わせください。
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操作は簡単ですか?誰にでも⾶ばせますか?従来の無人ヘリと比較すれば、比較的簡単に飛ばすことが出来ます。 GPS 信号を受信し、⾃律制御にて飛⾏しますので、従来の無人ヘリでは難しかったホバリングが比較的容易に⾏なえます。 指定された教習施設で4〜5 ⽇間の教習を⾏うことで、操縦技術を習得できます。 *技術の習得状況によっては、5 ⽇以上かかる場合もあります。 *教習施設では、最終的に学科試験、実技試験に合格することが必要です。 農薬散布においては、操縦ライセンスの取得が必要となっていますので、指定された教習施設で教習を受けるようにしてください。
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安全装置は何か付いていますか?フェールセーフ機能が搭載されています。 プロポと機体との通信電波が切れた場合、ただちに散布を停⽌し、その場に着陸します。 バッテリー残量が少なくなると、手元のプロポに振動と音で警告されます。 薬剤の残量が無くなった場合、手元のプロポに警告されます。 その他にも飛⾏に影響のある不具合が検知された場合は、プロポに警告が表⽰される仕様になっています。
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どのくらいの重さが積めますか?(ペイロード=引き上げ⼒)MG-1 の場合、10kg の薬剤が搭載可能です。 T20 の場合、16kg の薬剤が搭載可能です。
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どのくらいの面積が散布可能ですか?散布幅は?MG-1 の場合 タンク10 ㍑ ※基本散布量1ha=8 ㍑ 散布面積 約1.0ha 散布幅 4m T20 の場合 タンク16 ㍑ ※基本散布量1ha=8 ㍑ 散布面積 約1.5ha 散布幅 6m ※圃場の形状やその他要因などにより、散布面積はこの限りではありません。
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薬剤搭載量が10〜16 ㍑で足りますか?⽔稲における空中散布では、1ha=8 ㍑の散布が基本になっていますので問題ありません。 野菜などの作物においては、⽔量が多いこともございますので、⽔稲と比較すると農薬の補充回数が多くなることが想定されます。
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⾃動⾶⾏は可能ですか?可能です。DJI 農業ドローンは、手動/⾃動航⾏で散布ができます。散布補助機能として、M+モードが付いていますので、圃場や環境によって適切なモードで散布できます。 教習でも手動飛⾏/⾃動航⾏のどちらも勉強して頂けます。
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近くで同じ機体が⾶⾏させても大丈夫ですか?DJI 農業ドローンにつきましては、電波帯は2.4GHz を使用し、独⾃の通信技術を用いることで混信にも強くなっておりますので、ご安⼼ください。
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補助員は必要ですか?(ナビゲーター/合図マン)ナビゲーター(合図マン)の配置は必要です。 ナビゲーターにおいては、操縦ライセンスが必須ではありませんが、最低限の運用ルールを理解して頂き、作業してください。
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どのくらいの雨風に対応できますか?薬剤の散布効果の点からも、⾬の⽇の飛⾏はお勧め出来ません。 *機体スペックとしては、 MG-1 IP43 *急な⾬程度であれば、飛⾏可能。⽔洗い不可 T20 IP67 *現場で想定される⾬/⽔/砂埃は問題なし。⽔洗い可能 薬剤散布の飛⾏基準では、地上1.5m における風速が3m/s 以下となります。 薬剤散布の場合、⾬の場合⼗分な効果が期待できないこと、風が強い場合はドリフトの危険性が大きくなるため、飛⾏は推奨しません。
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保険加入できますか?DJI 農業ドローンには、三井住友海上の賠償責任保険が無償付帯しています。 適切に機体登録をおこなって頂くことが対象となります。 また操縦ライセンスを取得頂くことで、オペレーター様への傷害保険も無償付帯されますので、安⼼して運用頂くことが可能です。 機体保険については、任意となりますので加入希望の場合は各販売代理店にご相談ください。
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メンテナンス方法について教えてくださいDJI の認定を受けた整備所において、年に一回の定期点検が必須です。 料⾦など、パーツ代を除いたメンテナンス費用は、各販売代理店にお問い合わせください。
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⾶ばす場所に制限はありますか︖改正航空法に基づき、飛⾏できない場所や方法に制限があります。 DJI 農業ドローンユーザー様の農薬散布の為に必要な飛⾏許可は、UTC にて代⾏で取得します。お客様から直接申請業務をおこなって頂く必要はありません。 *参考 下記の法律(航空法)が関連します。 <飛⾏場所> ①空港周辺 ②高度150m 以上 ③人口密集地区 においては、飛⾏するのに国交省の許可が必要です。 <飛⾏方法> ①夜間飛⾏ ②目視外飛⾏ ③人又は、第3 者の物件より30m 未満の距離での飛⾏ ④催し場所の上空 ⑤危険物の輸送 ⑥物件投下 を⾏う場合も同様に国交省の許可承認が必要です。 許可承認を受けている場合でも、特に送電線や線路付近や高い建物等⼗分注意が必要です。 *薬剤散布は上記の⑤危険物の輸送 ⑥物件投下に該当します。 その他詳細につきましては、航空局HP にてご確認ください。 航空法は法律です。違反した場合は、50 万円以下の罰⾦が科されます。
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運用ルールというのは法律ですか?運用ルール=DJI が定めている運用基準 となります。これは、あくまで運用基準であり、法律ではありません。守らなかった際の、罰則もありません。 しかしながら、基準を守らずに散布を⾏うことで、関連法律(航空法、農薬取締法)に触れる恐れもあります。 基準に沿った手続きを⾏うことで、許可承認を受けるのも容易になっていますので、基準を守っての散布を推奨します。 DJI は安全面への懸念から、運用ルールを遵守頂ける方を対象に販売をおこなっていますので、何卒ご理解頂けますようお願いします。
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